みてみて!げんきな筑女っ子

2015.01.27

福音館書店の方をお招きして・・・

幼稚園では、開園以来長年子どもたちに毎日『読み聞かせ』を行っています。

いろんな発行元の絵本がたくさんある中、『福音館書店』のものが大部分を占めているのですが、その長~い間お世話になっている福音館書店本社から、担当の方が幼稚園に来園されました。

ところで、筑女幼稚園では毎日の読み聞かせだけでなく、月刊誌「こどものとも」を毎月各学年に届けています。幼稚園でも楽しんでいる絵本を、ご家庭でも親子で読み、楽しい時間の共有をして欲しい・・・との願いからです。

その月刊誌がどのようにして作られているのか、どんな願いで届けられているのか・・・等、担当の方に実際の絵本や出来上がる前の絵を見せていただきながら、じっくり丁寧に語っていただきました。

 

さて、皆さん。1冊の本が届けられるまでにはどれくらいの時間がかけられているか、ご存知ですか?

 

2~3年というとても長い時間をかけて製作されているんだそうです。

 

作家の方からいただいた表紙や裏表紙の絵・絵本の中身を担当者が何度も目を通し、絵を通して「こどもたちがこう感じるであろう」と思うところを作家さんと詰めていく作業に時間がかかること、表紙や裏表紙の絵にも意味があり、その中には絶対になくてはならない絵があること・・等を聞いて、作者の方や福音館書店の方々が、子ども目線でじっくり時間をかけて1冊の本を作ってくださっていることに、「驚き」と「感動」を受けることができた時間となりました。

 

 

 また、お話を伺うだけでなく、幼稚園での絵本の活用の仕方(絵本を読んで、その絵本の内容を保育で実際にやってみていること)を職員からも話し、絵本の持つ子どもに与える力の大きさや楽しさを、あらためて職員みんなで感じることが出来ました。

 

あと、担当の方からうかがった月刊誌の良さをもう1つ。

 

月刊誌は年間12冊の本が発行されます。

そのなかには様々なジャンルの話があり、毎月「これだ!!」「面白い!!」と思うものばかりではないかもしれませんが、それはあえていろいろなジャンルの絵本を届けることで、一人ひとりの絵本の世界を狭めることなく、いろんな絵本に出会って欲しい・・・との願いが込められているそうです。

手元に届く絵本を一人でも「楽しい」「面白い」と感じてくれる人がいる限り、月刊誌として届ける意味がある・・・と。

 

この様々なジャンルの月刊誌を通して、たくさんの絵本に出会い、子どもたちだけでなく保護者の皆さんにも『心に残る1冊』が見つかりますように・・・。

 

 

「株式会社 こどものとも福岡店」の担当さん、「福音館書店」の住吉さん、今回この貴重な機会を与えて頂いて本当にありがとうございました。