筑紫女学園報/2010年(平成22年)6月7日発行 No71
Chikushi Jogakuen Online Report
 
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新入生のキャンパスライフ充実を願って…新入生歓迎イベント「サークル・フェスタ」開催!
サークルの存在を知り、知り合いの輪を広げてほしい
 4月8日に学友会本部主催で『新入生歓迎イベント、サークル・フェスタ』を開催しました。このサークル・フェスタは、本学で活動している各サークルや同好会、その他様々な団体が集い、模擬店やステージイベント、展示などを行う新入生歓迎イベントです。新入生の皆さんは、興味のあるサークルや同好会などを自由に見て回ることができ、それぞれの活動内容や雰囲気を知ることができる企画となっています。
 この企画には二つの目的があります。その一つは、本学にはどのようなサークルや同好会があり、どういった活動をしているのかを新入生に知ってもらうことです。各サークルや同好会の中には、その名称や短い説明文だけでは、活動内容の詳細までは分かりにくい団体もあります。また、大学生活が始まると、本学の各サークルや同好会を一度に見たいと思っても、その機会はほとんどありませんでした。そこで、このイベントをとおして、新入生の皆さんに各サークルや同好会の普段の活動やその雰囲気を直接見聞きして、理解してもらおうと思ったのがきっかけです。二つ目は、このイベントで他学科の学生や先輩と交流し、たくさんの知り合いの輪を広げていってもらうためです。高校とは違い、大学にはクラスで力を合わせて何かのイベントを開催することや、他学科の学生や先輩と接する機会は授業以外ではなかなかありませんでした。気になるサークルや同好会をきっかけにして知り合った人たちと仲良くなることによって、たくさんの友だちを作ることができ、これから始まる大学生活がより充実したものになると考えました。
最終的には新入生にも楽しんでもらえたようです
 サークル・フェスタ当日、特設ステージの上では、各サークルや同好会の活動紹介や実演などが行われました。私はステージの担当として司会を務めたのですが、ステージの上から見ていると、新入生は最初は少し遠慮した様子でステージ前の椅子には座ろうとしなかったのですが、徐々にその雰囲気に慣れてきたようで、ステージの間際に座ってくれるようになりました。後半、楽しそうに笑ってくれる新入生の表情を見ると「このイベントを楽しんでもらえている」と嬉しい気持ちになりました。各担当者も、春休みを中心に準備を進めてきましたが、模擬店も大盛況に終わり、展示も皆さんに楽しんでもらえたようで達成感でいっぱいです。
 最後に、私たちにとっても初めての企画でしたので、反省すべき点やもっと改善できる点など気付いたところがたくさんあります。これからも学友会一同、皆さんの大学生活に役に立つ活動やイベントなどをどんどん企画していきたいと思います。また、学友会に少しでも興味があるなと感じた方は、ぜひ学友会室に遊びに来てください!心よりお待ちしております。
[レポート/学友会副会長・中野 千歳(大学3年/文学部英語メディア学科)]


就職の筑女 O.Gと上司に伺う「筑女生のこと」 Vol.16
本学卒業生をご採用いただいている企業へ伺うこのコーナー。今回は、鉄道とその先にある暮らしを見つめ、新たなるステージを目指す「九州旅客鉄道株式会社」のJR九州旅行で活躍中の本学O.G浦田富起子さん、そして旅行事業本部の押方智嗣さんにお話を伺いました。
九州旅客鉄道株式会社 姪浜支店 ツアーアドバイザー 浦田 富起子 さん

仏教に学び考えた人生にやりがいのある仕事を重ねて

お客様に快適なご旅行を楽しんでいただくために
 姪浜駅の一画にあるJR九州旅行姪浜支店は、人々が足早に行きかう構内とは少し様子が違います。パンフレットを見ているお客さんは楽しげで、ゆったりとした雰囲気。そうした中、爽やかな制服姿の浦田さんが、カウンター越しに迎えてくれました。
 「ここにお見えになるお客様にとって、ご予約は楽しい旅の始まりです。そして、快適な旅行をご提供させていただくのが私たちの責務。だからミスは許されません。お客様のご期待を裏切ることになってしまいますから」
 そう語る彼女が、社会人になって、改めて思うのは、「結局、どんな業界であろうと仕事の厳しさは変わらない、と。今は、この会社で働くことができて本当に良かったと思っています。厳しいけれど、やさしい…入社試験時の面接官の方から受けたイメージそのままの会社でしたね」
進路支援課の方には大変お世話になりました 
 「私の就職活動では、進路支援課の職員の方にとてもお世話になりました。先輩訪問を勧めていただいたり、履歴書の書き方なども丁寧に指導していただいたり、親身にサポートしていただけて本当に感謝しています。それから、筑女時代と言えば『仏教』の時間に、人生について学べたことも大きかったですね」
 そして、入社後2年間、パンフレットの作成や商品仕入れ業務を担当する中、「お客様と直接接する仕事がしたい」との想いが強くなり、自ら希望して現在の職場に異動した浦田さん。
 「お客様の『ありがとう』が何より嬉しくて。元々、初対面の人と話すのは苦手だったのですが、変わることができたと思います」
 そう語る彼女の笑顔は、新しいお客様との出会いを心待ちする気持ちそのまま、とてもフレッシュに輝いて見えました。
「『サービスNo.1』を目指す我が社にとって、女性は重要な存在」と語る押方さん。上司の方に伺いました 筑女出身者の多くに芯の強さを感じています
学生時代の幅広い交流が社会での飛翔につながると思います
 我が社では現在、約400名が旅行事業に携わるうち、その約7割を女性が占めています。この事業には、女性ならではの細やかな気配り、目配り、ご要望をくみ取る能力がとても重要だからです。
 そうした中、筑女出身の社員の多くは、それぞれの支店において中心的役割を担っています。その誰もに「芯が強くてしっかりしている」という印象があり、浦田さんも例外ではありません。販売成績はもちろん、お客様目線に徹した接客態度も素晴らしく、日々ファンが増えているようです。中には、「浦田さんにお願いしたい」と指名される方もいらっしゃるほど。爽やかさは彼女の大きな魅力ですが、それ以上に、誠実な人柄が評価につながっているのでしょう。近い将来、彼女も支店のリーダー的存在になってくれるはず。また、その後に続く筑女生が増えることにも、大きな期待を寄せています。
 こうした我が社が望む人材とは、相手の立場で物事を考えられる人。そうなるためには、学生時代にいろいろな人と交流し、さまざまな考えを吸収しておくことが大切だと考えています。企業向けオープンキャンパスに参加した際に感じた、筑女の充実した取り組みやサポートを活かせば、それは難しいことではないでしょう。
 これから当社を希望される皆さんには、「安全とサービス」という2つの風土形成、そして九州新幹線・鹿児島ルートの全線開業を機に、関東・関西、そして韓国・中国からお越しになるお客様の受け入れ体制強化に向けた、新戦力になっていただけたらと思いますね。

今回の登場企業

●社名:九州旅客鉄道株式会社
●設立:昭和62年4月1日
●社員数:8,650名(平成21年4月1日現在)

●資本金:160億円
●主な事業内容:鉄道事業・旅行事業
  (登録営業所=109カ所)・事業開発(グループ会社=34社)・JR九州病院


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