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本学には、MSGという学生によるノートテイク活動をまとめるボランティア組織があります。現在、本学には聴覚障がいを持つ学生が3名在籍し、彼女たちの授業に一緒に出席し、先生や周囲の声をノートに書き、伝えていくのがノートテイクです。 MSGとは、ミューチュアル・サポート・グループの略で、「相互支援」という意味が込められています。友達同士の支援から始まり、ノートテイクを組織化して4年目になろうとしています。ノートテイクを行なう学生のことをノートテイカーと言い、定期的にノートテイク講習会を開いたり、テイカー達のシフト管理などを行なうのが私たちの役割です。 私がノートテイクを始めたきっかけは、大学1年生の後期、授業で配られたノートテイカー募集のチラシがきっかけでした。空き時間にできるボランティアということで、最初は軽い気持ちで始めました。2年生の春、ノートテイカー交流会があり、MSGの先輩から誘われ、一員となりました。夏には、福岡高等聾学校で行われた情報サポート講習会に本学の代表として参加し、本学の支援状態がいかに遅れているか思い知りました。このままではいけない!という思いが他大学との交流活動につながり、ノートテイクの輪を広めています。 |
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MSGの目標であり使命は、聴覚障がい学生の大学における活動を支援し、保障していくことです。授業の内容を他の学生と同じように知る権利が彼女たちにはあります。すべての授業にテイカーをつけたいのですが、テイカーが不足しているため、現在は外部の支援団体の方に一部をお願いしています。これからは講習会の回数も増やし、学生のテイカーだけですべての授業を支援できるようにしていきたいと考えています。今後も、時間の許す限りこの活動を続け、彼女たち聴覚障がい学生がよりよい学生生活を送ることができるよう、支援し続けたいと思います。 MSG代表 佐々木いくえ (本学・発達臨床心理学科3年) |
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![]() 「学生サポーター制度」という言葉を初めて耳にしたという方も多いと思います。学生サポーター制度は、私たち学生が、実際に小・中学校の授業に入り、学習につまずきがある子のサポートや、円滑に授業を進めるために先生の補佐をする制度のことです。 私が学生サポーターになったきっかけは、大学の掲示板でした。そこで、初めて学生サポーターの活動を知り、なかなか触れ合うことのない子どもたちと触れ合える良い機会だと思い、昨年の9月から始めました。同じ学科の友人と共に筑前町三輪小学校で学生サポーターをしています。 今回、私は筑前町で行なわれた学力向上研修会のパネルディスカッションに、学生サポーター代表として参加しました。この研修会の目的は、町内の学力実態及び課題を踏まえた町や各学校の取り組みの共通理解です。パネルディスカッションでは、各学校の代表者(担当教諭、PTA会長等)が、それぞれの取り組みの特徴について発表しました。大勢の先生方の前での発表だったので、とても緊張しました。 私は現在、本学の人間福祉学科で福祉を学んでいます。将来は児童福祉関係の仕事に就き、子どもたちと関わることができる仕事がしたいと思っています。そのためにも、日々の努力を惜しまずに、夢に一歩でも近づくことができるようにがんばっていきます。 |
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本学卒業生をご採用いただいている企業へ伺うこのコーナー。今回は「日本生命保険相互会社」で4年目を迎え、法人職域リーダーとしてファイナンシャルコーディネーターの指導・育成に当たる本学O.G宮本千恵子さん、そして上司である養成副主任の前原忍さんにお話を伺いました。 |
![]() ![]() 「入社するなら業界のリーディングカンパニーに!」−そんな願いが叶った日から3年が過ぎ、昨年の春から宮本さんは“リーダー”と呼ばれるようになりました。彼女の職務は「法人職域リーダー」。都市部の企業や官公庁に勤務する方とコミュニケーションをとり、お客様にとって最適の保険商品を選んでお勧めする“法人職域ファイナンシャルコーディネーター”の指導・育成を担当しています。 「私のチームは新人を含めた8人体制。顧客訪問の管理やプランニングの手伝いをしながら、豊富なコンサルティングの知識を持ってお客様へアドバイスできるように指導しています。一番嬉しいのは、『契約をいただきました!』と新人が満面の笑顔で帰って来てくれた時ですね。今は部下の成長を見るのが何よりの喜び。将来の目標をきちんと持って仕事をしていけるように後進を育てたいと思っています」。 そんな宮本さん自身が大切にしているのは感謝の気持ちです。「筑女で学んだことの一つです」と話してくれました。 ![]() 「周囲への感謝を忘れていた頃を思い返すと仕事もうまくいっていないことが多くて。そもそも私が今の仕事に就く決心をしたのは、筑女の友達が『あなたならできる!』と背中を押してくれたからなんです。感謝しないと。感謝といえば、もう一つ、仏教行事の際に必ず歌った恩徳讃も心に刻まれています。『如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし』それくらいの気持ちを持って仕事に向き合いたいと思っています」。 今は頼れる上司となった宮本さんですが、就職活動中は悩んだ日々もありました。目標や自分を見失い、自己分析に行き詰る日々もあったと言います。 「大学まではただレールの上を走っていたようなもの。就職で初めて自ら道を選びました。だから後輩たちには、早くから自分をしっかり見つめてほしい。先輩訪問も大歓迎です。筑女ならではのコネクションを活かしてほしいですね」。 “就職の筑女”と言われる影には、宮本さんのような力強い先輩の存在があるからなのでしょう。 |
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