筑紫女学園報/2009年(平成21年)1月30日発行 No67
Chikushi Jogakuen Online Report
 
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高等学校・中学校トピックス
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新入生研修を実施しました
【高校新入生】阿蘇の光雲荘で一泊二日の研修光雲荘での研修中の様子
   高校1年生は、4月14日より各クラス一泊二日の日程で、阿蘇のふもとにある本学園の研修所、光雲荘に行きました。この研修は、新入生に本学園高校生としての自覚を促すこと、本学園教育の基盤である仏教の精神を育むこと、そしてクラスの融和を図ることを目的として、毎年実施されているものです。
    研修一日目は、まず高校生活の意義について学校からの話を聞き、前向きに目標を持って過ごすことが大切であることを確認しました。その後は礼法指導など様々な日程をこなしましたが、特に勤行や仏教式のキャンドルサービスなどにおいては、仏教の根本的な教え、例えば「人は生かされて生きる存在である」ことなどを学びました。食事の時に何気なく使っている「いただきます」という言葉が、生き物の命をいただくことへの感謝の言葉であるといったことを学ぶのもこの研修の時です。
   夕食後のレクリエーションでは、班ごとにクイズやゲームを出し合ってクラスの親睦を深めました。部屋での友だちとの語らいも楽しかったようです。
   二日目は、早朝のラジオ体操から始まります。中には眠たそうな顔の生徒もいましたが、全員揃って実施することができました。朝食を済ませ、光雲荘周辺を散策して阿蘇の清澄な空気を満喫したり、高校生活への抱負を述べ合ったりした後、帰りの勤行を行って研修は終わりました
   この研修をとおして、生徒は親睦を深め、高校生活への期待を高めただけでなく、仏の教えが生きていく上での指針となること、物事の見方に新たな視点を与えてくれることなどに気づいてくれたのではないかと思います。
【中学校新入生】福岡県立社会教育総合センターで研修実施レクリエーション(ドッジボール)の様子
   中学1年生は、4月20日〜22日に二泊三日で、糟屋郡篠栗町にある福岡県立社会教育総合センターにおいて新入生研修を実施しました。
   入学式を終えてすぐの研修で、その目的は建学の精神を学び、中高一貫教育のはじめにあたって、生活や学習の基本的なあり方を身につけるということです。校長先生のご講話をはじめ、ご法話、聖歌の練習、進路指導、生活指導、礼法指導など、本学園の生徒として学ぶべきことが日程の中にぎっしりと組み込まれていましたが、生徒たちは講堂で静かに耳を傾け、心でしっかり受け止めてくれました。
   レクリエーションのドッジボールでは、思い切り汗を流し、新しい友だちとの距離が一気に縮まり、寝食を共にすることで、友情を育んだようでした。
    研修後の生徒たちの感想には、「校訓の意味が分かったので、これからの学校生活に活かしていきたい」「自分の周りのたくさんの命や様々なことに感謝しながら過ごしたいと思う」「いろいろな礼法やマナーなどを教えていただいて、筑女の生徒になれたような気がする」などの言葉が寄せられました。中高六ヵ年の学校生活の順調なスタートを切ることができ、大変有意義な研修となりました。 


「微力だけど無力じゃない」を合言葉に福岡県初の高校生平和大使として活動中 第11代高校生平和大使 大神 櫻子(高校2年)
ジュネーヴの国連欧州本部を訪れ、核廃絶を求める署名の束を手渡す大神さん。
   「核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向けて署名を集めています」――。こう呼びかけ、長崎を中心に全国、そして世界で、仲間たちが集めた8万530名分の署名を、昨年の夏、私は第11代高校生平和大使としてジュネーヴの国連欧州本部に届けました。
   その際、国連やUNI、YWCAなど国際的な機関を訪問し、スピーチをしたり、現地の方との意見交換も行いました。この旅を通して、世界にも思いを同じくするたくさんの仲間がいることを知り、世界平和に向け努力し続ける勇気をもらいました。また、唯一の被爆国の若者の一人として、核兵器廃絶を訴える責任も感じました。
   私は、小学校時代を被爆地に近い長崎の城山小学校で過ごしたため、平和に対する考え方において、福岡との温度差を感じていました。そのような思いから大使の募集に応募し、福岡県で初めての高校生平和大使となりました。少しでも多くの方に、核兵器廃絶の大切さを、身近な問題として捉えていただくきっかけとなればと思っています。
   これまで仲間との署名活動、行事や小学校などでのスピーチを通して、草の根の平和運動を続けてきました。福岡ではまだまだ知名度は低いのですが、少しずつ手応えを感じています。「微力だけど無力じゃない」を合言葉に、福岡でも仲間を増やして、がんばっていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。


がんばる!クラブ Vol.10
楽しいテニスから、勝つテニスへ。新人戦での悔しさが原動力に!
    取材に伺ったのは、「花冷え」という言葉がぴったりの春休みの朝。幼稚園に咲く桜の花びらが風に舞う中、隣のテニスコートには、寒さを感じさせない溌剌とした部員たちの姿がありました。まずはランニングでアップを開始。その後は、ストロークやボレーの練習が続き、ボールと一緒に元気いっぱいの声がコートに弾みます。
   「声出しって大切なんですよ。雰囲気が明るくなるし、やる気も湧くから。新人戦で負けた時の悔しさをバネに、次の中体連の区大会では3位以内に入れるようがんばっています」とキャプテンの松本真季さん。楽しいテニスから、勝つテニスへと意識の変化を感じます。
   また、部活は人間的な成長にもつながっている様子。副キャプテンの岡本真季さんと倉本知佳さんはそれぞれに、「チームワークの大切さを知り、協力し合う姿勢と積極性が身につきました」「馴染みやすいキャラに変わったみたいです」と語ってくれました。
   1点1点を大切にして、取られたら倍取り返すのが、中学ソフトテニス部の主義。パートナー同士の絆を深め、共に喜び助け合い、「やる気だけは充分!」と微笑む彼女たちの努力は、中体連のコートできっと実ることでしょう。
単に楽しいだけでなく、規律の中で成長を!

顧問/平 孔龍先生

私自身、「強く、楽しく」をモットーに、学生時代サッカーを続けてきました。競技の種類は違っても同じ思いで、中学生の時点では、まず基礎体力づくりを大切に指導しています。遊びの延長だと思って入部する生徒もいますが、実力に応じたチーム分けや部内のランキング戦、対外試合などをとおして、次第に部活への考え方が変わってくるようです。また、上下関係の中で社会性を身につけ、連帯意識や精神力を培えるのも部活の魅力。心身ともに成長してくれるよう願っています。
●部員構成
3年生17人・2年生20人・1年生20人
●大会成績:(平成20年度)
◇中体連中央区大会=団体7位
◇新人戦中央区大会=団体6位

クラブ活動結果報告
 高等学校
陸上部
[全国都道府県対抗女子駅伝
●1月11日・京都府
5位 福岡県チーム
(本校より 2区=青木優子・5区=三井綾子が出場)
[選抜女子駅伝北九州大会]
●1月18日・福岡県
4位 奥村美紗・青木優子・中村紀子・松村雪絵・瓜生夕貴・三井綾子
[阿久根市長旗九州選抜高校駅伝]
●3月15日・鹿児島県
2位 三井綾子・奥村美紗・桑畑未央・藤千絋・青木優子
[金栗記念選抜陸上熊本大会]
●4月4日・熊本県
高校3000m
4位 青木優子
[織田幹雄記念国際陸上競技大会]
●4月29日・広島県
西日本ジュニア3000m
5位 三井綾子
ハンドボール部
[九州高等学校ハンドボール選抜大会]
●2月7日〜9日・鹿児島県
本校 26−17 大分東
本校 25−21 那覇西
本校 21−27 天草
[全九州高等学校体育大会福岡県予選会]
●4月25日〜26日・福岡県
本校 30− 8 福岡
本校 28−22 早良
本校 34−18 西南学院
※6/19〜21鹿児島県で行われる全九州高等学校体育大会に出場
[全国高等学校ハンドボール選抜大会]
●3月25日〜30日・徳島県
本校 29−14 城北(徳島)
本校 17−32 不来方(岩手)
吹奏楽部
[九州アンサンブルコンテスト]
●2月8日・佐賀県
銀賞

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