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大学・短大部トピックス
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学生一人ひとりの成長と自己実現のための「理念と目標」報告会を開催しました
全職員が進むべき方向性を共有
 8月5日、本学において「理念と目標」報告会が開催されました。今回の報告会には教職員の約80%が参加し、教育成果や学生支援等についての検証結果の報告と質疑応答が活発に行われました。
 この報告会は、大学院研究科・学部・学科や部署・事務局が掲げた目標について、その達成状況を振り返ることで、大学運営の改善を加速させようとするものであり、全教職員が進むべき方向性を共有することを重要な目的としています。

大学全入時代を迎え、特色と独自性が問われる
 18歳人口の70%以上が高等教育へと進学する今日、大学の使命や目的も変化しています。つまり、かつて一部の人たちが進学していた時代の大学が果たしていた研究機能だけでなく、学生の多様化に対応する教育機能や、社会の高度化を支える役割は増大しています。しかも、「全入時代」を迎えて、各大学はどの機能に重点を置くのか、その特色と独自性が問われているのです。
「理念と目標」報告会の様子
すべては学生の成長と自己実現のために
 本学においても、「限りない〈いのち〉への目覚めをうながし、社会の中で自己を実現する人の育成を通して、新しい時代を創造する。」という基本理念のもと、教育を中心とした機能の充実・向上を図り、高等教育機関として社会の要請に応えることがますます重要となっています。
 “すべては学生一人ひとりの成長と自己実現のために”を合言葉に始まった「理念と目標」の取り組みに教職員一丸となって動き出した、その確かな手ごたえを感じさせる、今回の報告会となりました。


“筑女生のための学生団体=学友会”
スチューデントアドバイザー主催の心理学講座に参加している様子。 
 学友会は本学の学生自治体、つまり在学生を支援する団体です。学友会組織を全体的に総括する「学友会本部」、筑紫祭(学園祭)を企画・運営する「筑紫祭実行委員会」、学友会に所属するサークル(クラブ・同好会)を統括する「部会」という団体から成り立っています。
 
 私が所属しているのは学友会本部です。1年生の後期に同じサークルの友人に誘われて入りました。本部には会長、副会長、会計、渉外、渉内、書記といった役職があり、会長、副会長は学友会全体の総括をします。会計は学生が出したお金である学友会費を取り扱います。渉外は他大学や太宰府市との話し合いへ赴き、渉内は学内での連絡を担当します。書記は会議の議事録や書類の作成をします。どの役職も責任感を感じる仕事なので、自らにも厳しくしていかなければなりませんが、その分やりがいはとても大きなものです。

 今後は大学と情報を共有して、学生の皆さんがより良い学校生活を送ることができるよう一所懸命励んでいきたいと思ってます。また縦の繋がりだけではなく横の繋がりも強め、学生にとって身近な学友会となることを目指したいと思っています。そこで、在学生の皆さんにお願いがあります。私たちは皆さんの声を聞く機会を増やしていきたいと考えています。昼休みには飛翔会館2階の学友会室にいますので、学校で困ったことや、改善して欲しいことなどがあれば、お気軽にご相談下さい。皆さんの一声一声が私たちの力になります。


就職の筑女 第11回
本学卒業生をご採用いただいている企業をお伺いするこのコーナー。今回は上質のホスピタリティで名高い「ホテル日航福岡」で活躍中の本学O.G山本愛さんと、上司の松本真由美さんにお話を伺いました。
ゲストリレーションズ 山本 愛さんとプロフィールインターンシップで知ったホテル業務の魅力が今への指針に
先輩を目標とし“心に響くおもてなし”
 「ゲストリレーションズ」は、ホテルにとってとても重要な存在です。主な仕事はVIPのご案内やお世話、インフォメーション業務全般です。観光案内や各種チケットの手配をはじめ、お客様のさまざまなご相談やご依頼に応えなければなりません。
 豊富な知識と経験が求められるこの仕事に山本さんが就いたのは約半年前でした。ベルガールからフロント業務を経た後に任されるのが通常のステップですが、彼女の場合はベルガールからの大抜擢。その重責に緊張しながらも活き活きと働いています。
 「いろいろなご相談をいただくのでドキドキしますが、憧れの上司である松本さんの『福岡のコンシェルジュとしての意識を持ちなさい』という言葉を胸に頑張っています。顔を覚えてくださっている方や、お土産を持って来てくださる方もいらっしゃるんですよ。でも、一番嬉しいのは『ありがとう』の一言。内心は慌てていても、それを表に出さず落ち着いて、上品に的確な対応ができるようになりたいと思っています」(山本さん/以下同))

「今も母校との絆を折に触れて感じます」
 山本さんがホテルウーマンを目指したきっかけは、1カ月間のインターンシップでした。その後は同ホテルでアルバイトを続け、卒業と同時に入社。「大学の進路支援課に相談し、アドバイスを参考に決めました。今も進路支援課の方とメールのやり取りが続いているんです。卒業後も母校と繋がっているのは嬉しいですね。サークル活動を楽しみ、仏教の奥深さを知った学生時代が懐かしい」と当時を振り返ります。
 入社後は日々勉強の3年半だっただけに、今の夢は「ゆっくり旅行をすること」と山本さん。そう言って微笑みながら、「今までとは違う視点でホテルを見られるでしょうね。コンシェルジュにも質問してみたい」と続ける言葉からは、仕事への情熱と向上心がひしひしと伝わってくるようでした。
松本真由美さん上司の方に伺いました 礼儀正しさが筑女生の共通点。きちんとした教育が窺えます
ホテルは女性こそ活躍できる職場になってきました
 当ホテルでは、全セクションで筑女のO.Gが活躍しています。山本さんもその一人。インターンシップで出会った時、筑女生らしい、きちんとした教育をうかがわせる礼儀正しさに感心したことを憶えています。そのうえ、熱意と誠意も十二分。目の前のお客様に対する一生懸命なサービス、ハキハキとした明るい受け答え、素直さなどは入社前から高く評価していました。
 現在は旺盛なサービス精神と観察力を発揮し、お客様だけでなく他のスタッフの動きにまで広い視野で把握しながら動いている様子です。今後も1つ1つ目の前のことをこなして力をつけ、できることを増やしていってくれることでしょう。
 かつては男性社会だったホテルも様変わりし、男女の比率が逆転したセクションも見られるようになりました。新卒者採用数も半数以上を女性が占めています。また、女性の管理職が更に増えていくことも必至でしょう。細やかな心遣いが必要とされるホテルでは、女性の働きが重視されているのです。その点、筑紫女学園は社会人になる前に女性について考える良い環境と言えるのではないでしょうか。
 非日常の中であっても日常と変わらないくつろぎと快適さを提供するのが私たちの仕事です。そのために必要とされる上品な立ち居振る舞いや物腰は一朝一夕では身につきません。ホテルへの就職を望まれるなら、そのことに気づき、有意義な学生時代を過ごしてください。筑女生の皆さんに期待しています。
今回の登場企業
● 社名:株式会社ホテル日航福岡
● 資本金:50億円
● 従業員数:350名(平成20年4月現在)
● 設立:昭和62年4月24日(開業 平成元年7月8日)
● 売上高:63億7,300万円(平成20年3月現在)
● 平成20年度新卒者採用実績:23名
● 事業内容/ホテル経営

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