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![]() 筑紫女学園大学では平成19年4月より一般の方を対象に、学生ととも仏教を学ぶ『仏教専修課程』をスタートしました。私はその中で『勤式作法』の講義を担当しています。受講生の方にとっては初めて聴くおつとめ(勤行)や仏具の名前などがあり、大変戸惑ったのではないかと思います。しかし、仏教を学ぶにあたり、勤式作法には重要な役割があります。 浄土真宗本願寺派の『宗法』に「寺院の目的は教義の宣布と法要儀式の執行である」と明記してあるように、み教えをひろめることと、おつとめ(勤行)をすることは、寺院で言えば車の両輪にあたり、真っ直ぐに進むためにはどちらも大切となります。しかし、現状は必ずしもそうではないように思います。特におつとめ(勤行)に関しては疎かになりがちです。 勤行とは「勤行精進」を略した言葉で、怠りなく勤め、行うことを意味します。また、「信は荘厳より」という言葉があるように、浄土真宗において仏徳賛嘆である勤行は、信の表れの一つに他なりません。 |
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![]() ![]() 昨年、仏教専修課程受講生の数名と全学礼拝(成道会)の勤行を担当させて頂きました。受講当初は勤行などとはまったく縁のなかった学生達でしたが、受講を重ねるにつれてだんだんと声の出し方や作法が身に付くようになり、全学礼拝のときは、厳粛かつ荘厳豊かな“おつとめ”をして頂きました。まさしく“勤行”は聞き置く、知り置くことではなく、文字通り勤めて行うことです。勤行の重要性を常に心がけ、努力精進したいものです。 |
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※「法海」とは、仏法の広大なことを海にたとえている言葉です。 |
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