

幼稚園では緊急時の対応に備え、今年度4月からメール配信システムを導入し、天候に左右される4月末の歓迎遠足から実際に配信をスタートしました。メール配信は園側からのみの配信で、携帯電話の普及も手伝って、現在、在園児の保護者の99%が登録されています。
個人情報保護の観点から住所録配布をやめたため、電話を利用して連絡を回すことが非常に困難となりました。メール配信を導入することで個人情報も守られ、すぐに最新の情報を伝えることができるようになりました。
例えば、7月18日に大野城いこいこ村まで年長児96名で一泊キャンプに行った際、目的地に到着したことや園児たちのようす、帰りのお迎えの際の注意事項などをリアルタイムでお知らせできました。保護者にとっては、親元を離れて一泊させることへの不安は大きいので、そのつど子どもの情報が配信されることで安心していただけたと思います。メール配信を稼動させて4カ月が経ちますが、保護者の反応も「わかりやすい」「安心だ」という声をいただいています。特に通園バスの送迎の際に、渋滞や雨などの理由によりバスが遅れる場合は、その情報や到着時間を配信することでバス停での待ち時間も短縮されます。そして、緊急事態にすぐに情報を配信できる安心感が保護者と園の両方にできました。配信によるお知らせとは別に、今後も保護者との意思疎通はしっかりと行っていきたいと思っています。
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