Chikushi Jogakuen Online Report
 
学園報トップに戻る

大学・短期大学部トピックス
高等学校・中学校トピックス
幼稚園トピックス
法海
連載企画
ご意見・ご感想

筑女&九博

ゼミでの博物館見学のようす。キャンパス・メンバーズ会員特典により、学生証の提示で常設展示の観覧が無料となりました。 数分で行き来できる絶好のロケーションのなかで
 筑紫女学園大学・短期大学部と九州国立博物館とは、徒歩数分の距離にあります。本学では、地域に開かれた「生きている博物館」を目指す九州国立博物館と、いかに連携・協力していけるかを模索してまいりました。三輪嘉六館長の「日本中の学校と博物館にとってのモデルケースにしたい」との言葉からも、博物館側が本学の試みにご賛同いただいていることがよくわかります。

軌道に乗り始めた学校と博物館の「連携・協力」の試み
実は、連携と協力の試みは、すでに2000年から始まっていました。その具体的な成果としては、2005年7月のシンポジウム「博物館と大学の新しい関係を目指して」の開催が挙げられ、両者の組織的な活動の始まりを画するものとなりました。この時「博物館と大学の新しい関係を考える協議会」が本学内に立ち上がり、2006年度末からは「九博連携準備委員会」を創設、九州国立博物館との連携事業を組織として支援していくことになりました。
 また、2006年度からは本学の教員と学生による〈ガムラン・ワークショップ〉を年8回、博物館で実施する一方、博物館の学芸員の方による公開講座が本学で行われるなど、連携事業が軌道に乗り始めました。


本学の学生・生徒・教職員の博物館利用にさまざまな特典が
 そして特筆すべきは、本学が2007年4月から「九州国立博物館キャンパス・メンバーズ」の会員校になったことではないでしょうか。これは、博物館を身近に感じ活用できることを目的に始められた学校単位の会員制度です。会員校の学生・生徒・教職員が無料で博物館の常設展示を観覧することができるほか、両者の連携を深めていくさまざまな特典が提供されるというものです。学生にとっては、学生証を提示するだけで、いつでも無料で常設展示が見られるという特典があります。通学途中や休み時間におおいに博物館を利用し、知識を深め、感性を磨いてほしいと思います。教員にとっても、さまざまな形での利用が可能となり、より幅広い研究や新たな教育方法への取り組みが期待されています。
 そうしたなか、今年9月22日から特別展『本願寺展―親鸞と仏教伝来の道』が、本学園創立100周年、博物館開館2周年、西日本新聞創刊130周年を記念して開催されます。詳細は次号にてお知らせいたします。






Copyright 2002 Chikushi Jogakuen