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本学園では、創立100周年に向けた事業の一環として、中学・高等学校がある警固キャンパスの教育環境整備を行っています。今回、その第一期工事として完成したのは高校棟(地上5階建・30教室)、正門・エントランス棟、図書館棟で、その中心には野外劇場を兼ねた中庭が広がっています。 女子校らしい柔らかな曲線が特徴の高校棟。 建物の外観は、女子校にふさわしい柔らかな線と落ち着いた色調に彩られたものになっています。広々と設計された教室は、すべて木を使って仕上げられ、大きな黒板とテレビ(2台)・電話、そして将来的にはパソコンが備え付けられるようになっています。また、各階には給湯設備があり、中央よりにエレベーターを配置しています。 注目は美しいトイレ(各階に和式6、洋式9)。洋式はすべてシャワートイレになっています。 生徒の作品で彩られた図書館棟。 図書館棟は地上3階建。2階と3階が図書室で、約300名を収容することができます。 その他、1階に被服室・調理室、2階にパソコン教室とCALL教室などの特別教室も準備しています。また、幅20メートルの正門・エントランス棟は渡り廊下を兼用し、見真堂やギャラリー、自習室などがあり、図書館棟の向かいに位置します。この正門から直視する図書館棟の壁面には、本校生徒の作品「須弥山」が陶板として飾られ、また図書館内には、これも生徒による作品「巣立ち」がステンドグラスとしてはめ込まれています。こうした生徒の作品が、今回完成した新校舎に一段と彩りを添えています。 今後も教育環境整備に取り組んでいきます。 現在、生徒をはじめ、教職員の引越し作業も一段落し、4月からの新入生受け入れ準備を進めているところです。 また、1月からは第二期工事に向けた、旧校舎の取り壊し作業も始まっています。 これからも進化を続ける”筑紫女学園“に注目してください。 |
平成13年12月に着工した高校棟の新築工事は無事予定の工期を終了し、昨年12月24日の引渡しを受け、同25日に竣工式を行いました。当日は学園・工事関係者をはじめ、近隣地域の代表の方が見守る中、井浦理事長が導師を勤め、新校舎の図書館棟で式典を行いました。また終了後は、出席者の皆さんに新校舎の披露が行われました。 生徒も教職員も大移動 12月27日には、生徒たちの引越しが始まりました。生徒たちは自分の机とイスを持って、新しい校舎へ次々と足を踏み入れました。「広い」「きれい」など口々に感想を漏らしながら、1月から使用する教室に期待を膨らませていました。教職員にとっては、1月からの授業に支障がないように、準備に忙しい年末年始となったようです。 生徒代表・卒業生出席のもと、歴史ある校舎とのお別れ 年明けて1月8日には、1月から始まる第二期工事に伴い、取り壊される本館内の講堂で遷座法要を行いました。講堂に安置している仏像を移動するために行われたこの法要は、校舎の解体式を兼ねて行われ、生徒代表及び精華会(同窓会)の皆さんなどが出席する中、歴史ある校舎との別れを名残惜しみつつ、厳かに執り行われました。 |
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