筑紫女学園報No47 6月1日発行
Chikushi Jogakuen Online Report
 
学園報トップに戻る

大学・短期大学トピックス
高等学校・中学校トピックス
幼稚園トピックス
法海
連載企画
ご意見・ご感想

高等学校・中学校トピックス
▼このページのコンテンツ

高校新校舎が完成しました
 本学園では、創立100周年に向けた事業の一環として、中学・高等学校がある警固キャンパスの教育環境整備を行っています。今回、その第一期工事として完成したのは高校棟(地上5階建・30教室)、正門・エントランス棟、図書館棟で、その中心には野外劇場を兼ねた中庭が広がっています。

女子校らしい柔らかな曲線が特徴の高校棟。

 建物の外観は、女子校にふさわしい柔らかな線と落ち着いた色調に彩られたものになっています。広々と設計された教室は、すべて木を使って仕上げられ、大きな黒板とテレビ(2台)・電話、そして将来的にはパソコンが備え付けられるようになっています。また、各階には給湯設備があり、中央よりにエレベーターを配置しています。
 注目は美しいトイレ(各階に和式6、洋式9)。洋式はすべてシャワートイレになっています。

生徒の作品で彩られた図書館棟。

 図書館棟は地上3階建。2階と3階が図書室で、約300名を収容することができます。
 その他、1階に被服室・調理室、2階にパソコン教室とCALL教室などの特別教室も準備しています。また、幅20メートルの正門・エントランス棟は渡り廊下を兼用し、見真堂やギャラリー、自習室などがあり、図書館棟の向かいに位置します。この正門から直視する図書館棟の壁面には、本校生徒の作品「須弥山」が陶板として飾られ、また図書館内には、これも生徒による作品「巣立ち」がステンドグラスとしてはめ込まれています。こうした生徒の作品が、今回完成した新校舎に一段と彩りを添えています。

今後も教育環境整備に取り組んでいきます。
 現在、生徒をはじめ、教職員の引越し作業も一段落し、4月からの新入生受け入れ準備を進めているところです。
 また、1月からは第二期工事に向けた、旧校舎の取り壊し作業も始まっています。
 これからも進化を続ける”筑紫女学園“に注目してください。

新校舎で竣工式を実施
 平成13年12月に着工した高校棟の新築工事は無事予定の工期を終了し、昨年12月24日の引渡しを受け、同25日に竣工式を行いました。当日は学園・工事関係者をはじめ、近隣地域の代表の方が見守る中、井浦理事長が導師を勤め、新校舎の図書館棟で式典を行いました。また終了後は、出席者の皆さんに新校舎の披露が行われました。

生徒も教職員も大移動

 12月27日には、生徒たちの引越しが始まりました。生徒たちは自分の机とイスを持って、新しい校舎へ次々と足を踏み入れました。「広い」「きれい」など口々に感想を漏らしながら、1月から使用する教室に期待を膨らませていました。教職員にとっては、1月からの授業に支障がないように、準備に忙しい年末年始となったようです。

生徒代表・卒業生出席のもと、歴史ある校舎とのお別れ

 年明けて1月8日には、1月から始まる第二期工事に伴い、取り壊される本館内の講堂で遷座法要を行いました。講堂に安置している仏像を移動するために行われたこの法要は、校舎の解体式を兼ねて行われ、生徒代表及び精華会(同窓会)の皆さんなどが出席する中、歴史ある校舎との別れを名残惜しみつつ、厳かに執り行われました。

報 恩 講
生徒・職員一緒に「正信念仏偈和讃(行譜)」をお勤めしています。
 私たちに、み仏のみ教えを伝えて頂いた親鸞聖人がお浄土に還られた日(1月16日)に、その御恩を偲び、報恩感謝の念を新たにする”報恩講“を、今年度は1月11日に勤修いたしました。
 この報恩講では、聖人の撰述『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』とも言う)の行巻末に記された七言百二十句の偈頌(げじゅ)である「正信念仏偈」を生徒、職員が一緒にお勤めいたしました。
 この「正信念仏偈」の前に、この文を作られた意図について書かれた「偈前の文」と呼ばれている一節があります。これは「釈尊のまことのみ教えに帰依し、七高僧のお書きになった書物を拝読して阿弥陀仏の御恩のために『正信念仏偈』を作ります」といった意味です。つまり、聖人が報恩感謝の心を持って、阿弥陀様の御徳を讃えられた讃歌が「正信念仏偈」ということができます。
 本願寺第八世の蓮如上人の時に現在の形が定められ、以後浄土真宗にとって大切なお経とされるようになりました。数多くの本山関係学校が報恩講を行っていますが、この「正信念仏偈和讃」を、しかも行譜でお勤めしている学校は、他にはないと思います。
 さらに今年は、新校舎建築に伴い、現在の講堂で行う最後の法要となるため、この一年間にお亡くなりになられた学園職員・卒業生・生徒さんなど、縁(ゆかり)の方々を偲ぶ追弔会もあわせて勤修いたしました。
▲PAGE TOPへ
本校の歴史とともに歩む茶道部の伝統
 本校の茶道部には四流派があります。学園創立間もないころから表千家があり、昭和25年頃、裏千家と大日本茶道学会が、さらに昭和46年、藤蔭流煎茶が加わり、以後一度も休部をする流派もなく、四流派の茶道部として活動を続けてきました。日頃は洗心庵(1940年築)、香風亭(1955年築)で活動していますが、まず雨戸開けから始まる練習は、庭付きのすばらしい茶室で過ごせる貴重なひと時です。
 茶道部は長年、創立記念日に茶会を開いてきました。いつごろから始められたかについては正式にわかりませんが、校誌には「昭和28年5月13日に、開校記念のお茶会」の活動報告があります。以来一度も途絶えることなく、茶室のほかに見真堂・水月記念館(現在は紫苑館)、調理室を借りてそれぞれに席を掛け、「創立記念茶会」を行ってきました。実にこれは五十年以上も続いていることになります。
 茶道部には現在貴重な掛け軸や茶道具が数多くあります。それは歴代の校長先生、特に二代校長、水月文英先生が自ら茶道を学ばれ、茶会を催され、優れた茶人たちと親交をもたれるなかで、残してくださったものであることは言うまでもありませんが、長年にわたって各流派の茶道の先生方が、それを大切に使ってくださり、常にボランティアの気持ちで茶道部の行事に全面的に関わっていただいたお陰です。茶道部の歴史は本校95年の伝統の歴史であるといっても過言ではないと思います。
▲PAGE TOPへ

クラブ紹介 中学校 自然科学部
 私たち自然科学部は、2年生8人、1年生4人の少人数の部ですが、毎週火曜日に楽しく活動しています。私たちの活動内容は、理科室前の花壇を使って植物を育てたりすることと、薬品などで化学実験を行うことです。
 植物の栽培では、ジャガイモやサツマイモといった食用になるものや、セイロンベンケイソウのような普段はあまりふれることのない面白い植物も育てています。今年、栽培したジャガイモやサツマイモは、自分たちで調理しました。自分たちで育てたものなので、今まで食べたものよりおいしく感じました。化学実験もいろいろと行っていますが、尿素を使って花のような結晶をつくるなど、授業ではできないような楽しい実験をしています。
 少人数ですが、これからもより楽しく面白い活動をめざして部員全員で協力していくつもりです。
▲PAGE TOPへ

今年から中学校海外研修が変更になります 今年から中学校海外研修が変更になります
〈インターハイ〉
水泳部 200mバタフライ 予選 原美由紀
〈全国高等学校総合文化祭〉
第26回全国高等学校総合文化祭は、8月8日から神奈川県下の各会場で行われました。
生物部 文化連盟賞受賞
百人一首部
(福岡県チームとして出場)
予選リーグ 1位
決勝トーナメント 全国4位
文芸部 田中 智恵
(福岡県チームとして出場)
筝曲部  
放送部  
〈国民体育大会〉
第57回国民体育大会は、10月21日から高知県下の各会場で行われました。
陸上部 1500m 4位 長尾 暁子
3000m 15位 長尾 暁子
バスケットボール部 準優勝 平山 晴菜(福岡県チームとして出場)
水泳部 200m平泳ぎ 予選 三苫加奈子
〈その他の大会〉
陸上部 全九州高校新人陸上大会
10月26日〜28日・熊本県

400m 6位  八木原智美
1500m 5位 浦田佳小里
3000m  3位 松田奈実
テニス部 第25回全国高校テニス九州地区大会
11月22日〜25日・北九州市
団体 5位
文芸部 第6回福岡県高等学校文芸コンクール
10月26日〜27日・久留米市
文芸部誌部門(24誌応募)   最優秀賞   『いさらゐ』
散文部門(74編応募) 最優秀賞 田中智恵
  優秀賞 安河内香奈
詩部門(131編応募) 優秀賞 吉村早紀
俳句部門(86句応募) 優秀賞 板井南美
第4回高校生文芸道場九州ブロック大会(福岡大会)
10月26日〜27日・久留米市 交流会・分科会に参加
放送部 第24回九州高校放送コンテスト
12月14日〜15日・熊本市
朗読部門 優勝 後藤結美
  優良賞 田中智恵
アナウンス部門   優良賞   山口由記
▲PAGE TOPへ


Copyright 2002 Chikushi Jogakuen