筑紫女学園報No47 6月1日発行
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百年の飛翔を訪ねて - 第5回 - 昭和中期1952年〜1957年
 今回の「百年の飛翔を訪ねて」は、 昭和27年から、中学新校舎が完成した昭和32年までを紹介します。
 この期間は、本学が創立50周年を迎えた時期で、 記念事業として丘の上にモダンな中学校新校舎が建てられました。

香風亭落成。

当時の香風亭 昭和30年7月、礼法室および茶室が竣工し、香風亭と命名しました。
 水月文英校長はこの香風亭の名の由来について、『香風亭の記』の冒頭に「四海香風従此起(四海の香風、此より起る)の句にある。しかしてまた、看此花枝中有風露香(看よこの花枝の中、風露の香あり)とも相通じ、さらに清風宝樹をふくときは、いつつの音色いだしつつ宮商和して自然なり、清浄勲を礼すべし、という浄土和讃の句にも相応ずるのである。」と記しています。

校地・校舎の所有者名義が筑紫女学園に変更され名実ともに自主独立の経営に。

 本学園は福岡県筑紫郡警固村にあった本願寺立仏教中学の跡地を受け継いで開校したもので、筑前・筑後の真宗本派寺院(両筑会)から土地を無償貸付されていましたが、昭和31年に無償譲渡を受け名義変更を行い、名実ともに自主独立の経営を成し得ることになりました。

創立50周年記念事業は中学校校舎の新築計画、まぶしくモダンな校舎が完成。

中学新校舎 明治40年に創設されて以来半世紀、昭和32年に創立50周年の節目を迎えるにあたり、中学校校舎の新築計画がすすめられました。裏山を買収し、巧みに地形を利用した新様式の校舎を設計、第1期工事として普通教室2棟(20教室)、家庭科室、理科特別教室、2階建1棟(4教室と準備室)および付属の建物ができました。10月に開催された記念式典は来賓約600名、職員・生徒約2,300名が参列する中、延々2時間に渡って行われ、本校が50年にわたって建てた金字塔を記念するにふさわしいものとなりました。
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