
卒園式を目前にした3月10日、園庭は年長組の子どもたちとその家族でいっぱいになりました。3学期の初めから少しずつ練習してきた「竹うま乗り」の集大成の日、今日は「竹うま大会」です。
1月末に保護者の方々に作っていただいた竹うまの高さは地上30センチ。日ごとの練習で「もっと足馬を高くして欲しい」と要求が出て来たり、歩くのがやっとだったのが、階段を降りたり、ジャンプしたり、赤土山を登ったり、園の中をくまなく移動したり……と、びっくりするくらい上達してきました。おぼつかない子には友達同士コツを教え合い、何回も何回も乗ったり降りたりを繰り返し、少しずつ練習を積み上げてきました。
さあ、竹うま大会本番です。高さを50センチ〜60センチに上げてもらい、目線が大人よりも高くなり笑顔満開で得意げな子。みんなに見られていることで顔を真っ赤にし興奮している子。昨日までうまく行っていなかった子が今日は乗れた、歩けた……と、歓声が上がっています。「がんばれ、がんばれ」の応援の中、一人ひとりが園庭の端から端までを歩き通すと、どっと拍手が沸き起こりました。
体ができ、心が小学校一年生へと前を向いているこの時期、竹馬へのチャレンジは子どもたちにとって大きな自信になったようです。どの子の顔もピカピカに輝き、家族の方々も子どもの成長の節目を実感できる、またとない一日となりました。 |