みんな頑張った竹うま大会

 卒園式を目前にした3月10日、園庭は年長組の子どもたちとその家族でいっぱいになりました。3学期の初めから少しずつ練習してきた「竹うま乗り」の集大成の日、今日は「竹うま大会」です。  
 1月末に保護者の方々に作っていただいた竹うまの高さは地上30センチ。日ごとの練習で「もっと足馬を高くして欲しい」と要求が出て来たり、歩くのがやっとだったのが、階段を降りたり、ジャンプしたり、赤土山を登ったり、園の中をくまなく移動したり……と、びっくりするくらい上達してきました。おぼつかない子には友達同士コツを教え合い、何回も何回も乗ったり降りたりを繰り返し、少しずつ練習を積み上げてきました。  
 さあ、竹うま大会本番です。高さを50センチ〜60センチに上げてもらい、目線が大人よりも高くなり笑顔満開で得意げな子。みんなに見られていることで顔を真っ赤にし興奮している子。昨日までうまく行っていなかった子が今日は乗れた、歩けた……と、歓声が上がっています。「がんばれ、がんばれ」の応援の中、一人ひとりが園庭の端から端までを歩き通すと、どっと拍手が沸き起こりました。  
 体ができ、心が小学校一年生へと前を向いているこの時期、竹馬へのチャレンジは子どもたちにとって大きな自信になったようです。どの子の顔もピカピカに輝き、家族の方々も子どもの成長の節目を実感できる、またとない一日となりました。
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Q. 4月から初めての園生活に、親も子もドキドキしています。母親と別れたあとも、1日中幼稚園で泣いているのではないかしら?などと考えると家事も手に着かないことがあるのですが……
A. 今まで24時間、片時も離れることのなかった大好きなお母さんと、たとえ3〜5時間とはいえ離れることは子どもにとって大きな出来事です。まず大切なことは「幼稚園は楽しいところよ」「先生やお友だちが待っているよ」と、お子様を安心させることです。そして毎日の様子を担任の先生と連絡し合い、お母さん自身も安心感を持てるようにして下さい。帰ってきたら愛情いっぱいに迎え入れ、どんな小さなことでも一緒に喜び合い、次の日を楽しみにできるよう心がけてください。お子様は離れるときに泣いても、少しずつ幼稚園で楽しさを見つけ出しますし、気持ちが楽しいことへ向いていくよう、教員も色々なことに誘いかけ、切り替えがつくようにしていきます。幼稚園は子どもにとって社会生活への第一歩。涙が出るのもそこへ踏み込んだ確かなしるしかと思います。教員との連絡を密にし、母も子も安心できるよう、遠慮なく色々なことをお尋ね下さい。
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