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大学・短大トピックス
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授業方法改善に向けた取り組みを進めています

教員、職員による研修会を実施
 現在各大学では、授業方法改善について様々な取り組みがなされており、そのための実践紹介や研究書が書店の棚をにぎわしています。
 本学でも、すでに数年前からいくつかの取り組みを行っており、2003年度からは学生による授業評価も取り入れています。
 こうした授業方法改善の取り組みの一環として、去る2月10日に立教学院本部調査役で東京大学・桜美林大学名誉教授の寺崎昌男先生をお招きして、「いま、なぜFDがもとめられているのか−その課題と動向をふまえて−」というテーマの研修会を開きました。
 研修には教員、職員あわせて50名ほどが参加し、熱心に講演に耳を傾けました。

求められる授業の見直し
研修では、大学でも一人ひとりの教員が各自の授業を工夫する必要性が強調されました。そこでは、小・中・高では当たり前のようにされている授業研究などが、大学ではほとんど行われていない現状と、それを当然視している大学教員の姿勢が問われることとなりました。本学でも、学生による授業評価によって「我流」で行っていた授業が評価されるようになり、驚きかつ戸惑っている教員も多いのですが、授業改善への手かがりを見い出せずに一人で奮闘しているのが実態です。そうした事態を打開する意味で、2004年度からは、「よりよい授業をめざして」(授業改善計画書)を毎学期末に作成し、授業の振り返りの一助とすることにしました。
一人ひとりが工夫できるサポート体制も再構築
 これまで大学教員の評価は研究成果を中心に行われてきましたが、これからは教育面も充分に考慮する必要に迫られているといえるでしょう。一人ひとりの教員、それに教員をサポートする職員も含めて、授業方法改善への取り組みは単独では不可能です。個々の努力やアイデアを活かすためにも、組織的取り組みやシステム作りが重要となります。2005年度からは、授業研究プロジェクトをはじめとして、こうした課題に取り組むことになります。



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小学校での学生サポーター活動いつも楽しみにしています

 私は福岡市が募集している「学生サポーター制度」に応募し、昨年6月から、市内の弥生小学校でボランティア活動を行っています。活動は、週に1度の英会話授業サポートや教材作りをはじめ、クラブ活動にも参加しています。
 この活動を始めたきっかけは、子どもが大好きなのはもちろんですが、小学校での国際理解の学習活動に興味があったことです。
 子どもたちはとにかくかわいくて、昼休みや給食、掃除の時間も一緒に過ごすようにしています。給食を食べるのが早い子、掃除をまじめに頑張る子、絵がとても上手な子、プロレスが大好きな子など、本当に様々な個性があり驚いています。また、その個性を発見できた時が私の喜びでもあります。子どもたちに共通して言えるのは、みんな素直だということ!彼らの無邪気な笑顔にいつも元気をもらっています。
 また2月には、弥生小学校で英会話活動の公開授業が行われました。私は1年生のクラスに入り、お客さんとお店屋さんに分かれて、英語で買い物をする"Role Play Shopping"を発表しました。子どもたちの楽しんでいる姿で私の緊張もほぐれ、自分自身も楽しむことができました。
 教員課程を履修していない私にも、このような機会を与えてくれた学生サポーター制度、そして弥生小学校に感謝しています。このボランティア活動が子どもたちの興味や夢へとつながっていく「きっかけ」になればいいなと思っています。


語りつくせないほどの経験にめぐり会えた「インド研修」

 私がこの研修に参加した大きな理由は、仏教授業担当の中川先生・宇野先生が今回の引率者だったからです。先生方が語られるインドの素晴らしさを、先生方の引率で体験できる機会は今回しかないと考え、すぐに申し込みました。インドでの生活は常に驚きと感動の連続で、2週間がとても短く感じられました。その経験の中でも、物乞いの子どもたちにお金や物を催促されたときはショックで、どう対応していいか分かりませんでした。経済成長を遂げても残るインドの社会問題・貧富の差を目の当たりにするとともに、自分がどれだけ恵まれた生活をしているかということにも気づかされました。
 そして研修中、一番楽しかったのがシャンティニケタンに滞在中、現地の学生と交流したこと。ワークショップでは茶道や習字を体験してもらったり、インドの踊りやサリーの着方を教えてもらったりと異文化交流を行い、また自由時間には一緒に買い物にも出かけました。シャンティニケタンで出会った人々はとても親切で温かく、別れるときは本当に寂しかったです。
 楽しかったこと・悲しかったこと・感動したことなど語りつくせないほどの想い出ができました。研修に参加させてくれた両親やお世話をしてくださった先生方、そしてこの研修で出会った人々にたいへん感謝しています。

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授業って面白い

「授業=勉強=難しい」こんなイメージを持つ方も多いことでしょう。でも、あちこちの教室から聞こえてくるのは、笑い声や「え〜ッ!」と驚く学生の声。そこでこのコーナーでは「ウワサの講義」に潜入し、その模様をお伝えします。

 新年度になって2回目の「英語史T」は、前回の導入に続き、テキストの「はしがき」からスタート。英語の歴史を学ぶ意義を確認し、講義への意識を高めた上で授業はいよいよ本題に入ります。
 松先生が黒板に書いた「ブレア氏は( )の首相である」の空欄を学生に問うと、イギリス、英国、England、GreatBritain、U.Kといった言葉が出てきました。正しい答えは「U.K」もしくは「イギリス」です。それぞれに表す地域が違い、英国(=England)、GreatBritain、U.Kの順に広さが拡大するとのこと。「イングリッシュ」が訛った日本独特の呼び方「イギリス」は、最も広域なU.Kと同じです。「この各名称と地域こそ、英語の歴史を物語る」と講義は続いていきました。
 ケルト人やブリトン人が先住民として暮らす地に、英語を話すアングロサクソン人が侵入したのは約1500年前のこと。以来、民族間の戦いに敗れたケルト人たちの移住やアングロサクソン人による建国の歴史の中で、英語の歴史も織り成されていったこと知り、学生は次回からの授業で展開されるその詳細に興味をかきたてられたようでした。1年後には英語の捉え方もきっと大きく変わっていることでしょう。


■CLASS DATA■
  受講者数:87名 開講日時:金曜日3限(13:10〜14:40)
 
授業の狙い:英語の歴史を学ぶことにより、現代英語への理解を深める。
講義内容:国際語としての地位を確立した英語の誕生(5世紀)から近世(17世紀)に至るまでの歴史を概観。短期間に弱小言語から大言語へと成長していく波乱万丈のドラマを通じ、英語の発達の歴史がいわば異質の言語・文化との交流の歴史であることを学習する。

先生よりひとこと 担当:本学英語学科 松崎 徹 講師
「今」と「将来」が見えてくる歴史の授業を目指しています
過去を振り返ると、今が見え、更に将来を考えられるようになる。それが英語に限らず歴史を学ぶ意義であり、魅力です。また、こうした視点は普段の生活にも役立つものと思います。私自身、最初は歴史の浪漫に惹かれて研究を始めましたが、いつしかそのことに気がつきました。歴史アレルギーの人も学ぶ意義をしっかりと把握すれば講義に興味が湧くことでしょう。私も毎回、真剣勝負の気持ちで授業に臨んでいます。

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就職の筑女
学生の就職への意識を確かなものにするため、春休みや夏休みを利用して行う企業内での就労体験・インターンシップ。このコーナーでは、インターンシップにご協力をいただいている企業の人事ご担当者に、採用へのお考えを伺います。

女性だからこそ活躍できる場が増えてきました

 時代と共に営業スタイルも変化を遂げ、女性だからこそ活躍できる場が増えてきました。特に「クルマは売り込むものではなく、選んでいただくもの」というスタンスの我が社では、飛び込み営業や夜間訪問を廃止し、「店舗活用型総合営業」として店舗に来てくださったお客様への接客を重視しているため、細やかな心配りが欠かせません。
 また、女性のニーズを捉える上でも、同性として能力を発揮して欲しいと期待しています。今後は、現場を熟知した女性社員を本部機能で活用するといった人事の可能性もあるでしょう。

インターシップを通じて、私たちも成長できるんです

 今年度のインターンシップにも数名の女性の学生さんがお見えになりました。何かプラスになるものを得ていただきたいと、我が社も真剣に取り組んでいます。その際、必ず伝えるのは「当社のために働く必要はない。自分のための2週間にして欲しい」ということ。何にでも挑戦できる環境を提供し、後は自主性に任せるスタイルです。
 一所懸命な学生さんからは、お客様からの視点でたくさんの意見が出てくるもの。それは、我が社にとってたいへん貴重です。また、社員を教える立場に置くことも、実は社員教育上の大きなメリット。学生さんも私たちも共に成長できるのが、インターンシップだと考えています。

築女の学生さんには就職に真摯な姿勢が伺えますね

 当社の平成16年度の採用は約半数が女性でした。面接においても女性からの活発で鋭い質問が印象に残っています。私たちが望むのは、現在のステージに満足しない人。何でも自分のものにしようとする貪欲な姿勢と前向きな想い。ボトムアップの企業風土づくりを目指す我が社では、各自の目標設定と自己実現を通じて、より大きなお客様の満足を創造したいと考えているからです。
 といった意味で、築女の学生さんは校章を胸にした清楚な雰囲気の中、就職への真摯な姿勢が窺えます。今年のインターンシップに来られた方とも就職試験の場でお会いできることを願っています。


今回の登場企業
●社名:福岡トヨタ自動車株式会社
●創立:1942年10月●資本金:1億5000万円
●年商:367億円(2004年3月)●従業員:882名
●事業内容:トヨタ製自動車・輸入車(VW)販売、リース、メンテナンス、通信事業など
●関連会社:昭和グループ全34社
●新卒者採用実績(2005年営業職)
:21名

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