筑紫女学園学園報


入園して３カ月も過ぎると、新しい生活にも慣れ、毎日幼稚園での時間を楽しみに登園してくる子どもたちの、元気な姿が見られるようになりました。初夏の時期には、幼稚園の樹々にたくさんの果物が実ります。園庭の”びわ“や”すもも“は、太陽をたくさん浴びてとても甘く、子どもたちはもちろん、先生や保護者にも大人気。色づくのを皆が待っています。今年は例年に比べ、びわが豊作！給食や帰りの時間に、デザートとして何度も食べることができました。

たくさん実ったびわで何か作ることはできないだろうかと考え、年少・年中組では子どもの大好きなゼリーとびわを組み合わせ、びわゼリーを作ってみることにしました。ゼリー作りの前日、たわわに実ったびわを皆で収穫し、子どもたちは大興奮！家に帰って「明日はびわゼリーを作るんだよ」と、期待いっぱいの報告をたくさんしていたそうです。　そして当日。全員が登園したら、びわゼリー作り開始です。びわの皮むき名人の子どもたちが大事に大事に皮をむくと、びわの実が顔を出しました。「もう一個する!!」とやる気満々の子どもたち。そんな中、皮むきをしながら、思わずつまみ食いしてしまう子どももちらほら…。美味しいびわの果汁だけに、手もベタベタになりました。　各々、ゼリーの汁が入ったカップにびわを入れ、全員準備ができたら、出来上がりを待つのみです。給食の準備をしながら、「ゼリーはまだ？」「早く食べたい」と、今か今かと待っている子どもたち。出来上がったゼリーを見せると、目をキラキラ輝かせていました。そして、「いただきます」と同時に、真っ先にゼリーを食べて満面の笑みを浮かべていました。　幼稚園の園庭で収穫し、自分たちで作ったびわゼリーの味は格別！　子どもたちにとって、とてもいい経験になりました。

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