学校紹介・見学会・入試説明会アンケートから
 本学園では毎年、受験生(生徒・保護者)に高等学校の学校紹介・見学会と中学校の入試説明会を行っています。今回は、その際実施したアンケートの中で、皆さんからの質問が最も多かった「聖歌隊」について、ご紹介したいと思います。

聖歌隊聖歌隊ってどんな活動をしているのですか?
 今から14年前(1988年)、3つの誕生日(創立記念〈学園〉・花まつり〈釈尊〉・宗祖降誕会〈親鸞聖人〉)を祝う5月13日に、浄土真宗本願寺派ご門主をお迎えして開催した「創立80周年記念式典」において、「宗祖降誕奉讃法要(混声四部 大橋 博 作曲)」を女声三部に編曲し、聖歌隊は産声をあげました。
 中学・高等学校のコーラス部を中心に、参加希望の一般生徒で組織され、現在では「創立記念・花まつり・宗祖降誕会」はもちろん、「入学式」と「追弔会」の年3回の行事に参加しています。
 今年度(平成13年度)の聖歌隊登録者は100名余りです。『お経(重誓偈)を音楽で表現することで、仏教に対するイメージが明るくなっていくことは事実です。行事当日に白いガウンを着ると、気持ちが引き締まります。』といった声も生徒の中から聞かれます。
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感謝日に「献金」を実施

「献金」は仏教の 『ダーナ』に由来
 中学・高等学校では毎月、親鸞聖人のご命日である16日に近い日を感謝日として法要を行い、「献金」を実施しています。これは仏教で言う『ダーナ』に由来するもので、布施を意味し、自己の持ち物を惜しみなく他人に与えて、自他共に助け合い、喜び合うという、慈悲の実践のことです。生徒は各自の自発的な心からこのダーナを行い、1年間かけて集めたダーナから、年度の終わりに仏教委員会でその用途を話し合い、さまざまな団体へ寄贈させて頂いています。

世界の各団体へ 「献金」を実施

 平成12年度は福岡県盲導犬協会、ペシャワール会(中東地域で医療活動を支援する団体)、神の愛の宣教者会(全世界で貧しい人々を支援する団体)、アミダの森(砂漠緑化運動。本願寺を中心に支援)、難民を助ける会の地雷撤去活動などの10団体に寄贈させて頂きました。また平成13年度は年度途中ですが、海外青年協力隊としてガーナで教員を務める本校卒業生の要望に応え、高校にパソコンを設置するための費用の一助にと寄贈させて頂きました。更に11月分をペシャワール会 -「アフガンいのちの基金」- に送らせて頂いています。生徒の慈悲の実践であるこの献金が、いつまでも続きますよう念じる次第です。
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大人も子供も楽しめる、パリで学んだお菓子づくりの本を出版しました
高校42回生(平成3年卒業)
山本 百合子

「飾るお菓子 贈るお菓子(ブロンズ新社)」、「おかしなおかし(同社)」 私が筑紫女学園高等学校を卒業してもう10年がたちます。東京の大学で食物学を専攻したのちフランスに渡り、念願の製菓を学びました。憧れのパリ生活は一つひとつが新鮮で楽しく、気の赴くままに街をよく歩きました。
 4年を過ぎたころ雑誌に『食』に関する記事を載せてもらえるようになり、学生ビザが切れたのを機に、日本とフランスとの行き来を始めました。そして2年前に、お菓子の楽しみ方を盛り込んだ「飾るお菓子 贈るお菓子(ブロンズ新社)」、一昨年には、子ども向けのお菓子の本「おかしなおかし(同社)」を出版することができました。現在は3冊目の執筆をしながら、「栄養と料理(女子栄養大学出版部)」に不定期で「芸術家の食卓」というページを連載しています。
 興味のある方は、ぜひご覧になって下さい。
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アメリカ研修で感じたこと

■シアトルへ向かう 機内に、思いがけない テロのニュースが
バンクーバーの街並み 「今回の旅行、大変だったんでしょ。」
 私は今、全世界中が注目しているアメリカで起きた同時多発テロの余波を受けたこの研修旅行を、こう言われるのがあまり好きではない。
 私達B班は、日本からシアトル行きの飛行機に乗ったが、「アメリカで、飛行機が数機ハイジャックされるという事件が起こりました。そのため当機は、カナダのバンクーバーへ着陸いたします。」と説明され、カナダに行くことになった。『カナダ?』思わぬ展開だった。友達は、「ハイジャックだって、怖いね。」と言っていたが、私はカナダのことで頭がいっぱいだった。ただ単純に、『カナダに行けるなんてラッキー』と思っていたのだ。
アメリカの富士山マウント・次ェファーソン 空港で厳しいチェックを受けた後、バスできれいな公園に行った。一通り見学した後、集合がかかり、ハイジャックについて、旅行会社の方から説明を受けた。口調は淡々としていたが、その内容は激しいものだった。私はそれを聞いて、金属バッドで殴られたらこんな感じなんだろうな、と思った。目の前が白くなった。自分達が何度も言われたように、「無事に帰ってきてね。」と同じようにいわれたであろう人々の乗った飛行機がビルに激突し、爆発。『カナダだ、ラッキー』などと浅はかな考え方をしていた自分に恥ずかしさと、怒りをおぼえた。そして、とてもとてもおそろしかった。みんなも少しざわめいて、しーんとなった。その公園が、とてものどかだっただけにかえって涙が出てきた。みんなこうならいいのにな、と思った。

■大変な状況だったからこそ 生きること、 優しさが見えてきた
ホストファミリーと一緒に 私達は、荷物が届かないながらも、バスで国境を越えアメリカへ。ホームステイでは、本当に親切にしてもらった。そして、ファミリーだけでなく、地域ぐるみで私達を支援してくれた。アメリカは「個人主義」の国だが、「隣人愛にあふれた人々の集まり」であることを強く感じた。
 今回の旅行は本当の意味での「研修旅行」だったように思う。生きているということ、優しさということを、身をもって実感できた。だから、「大変だった」という言葉で片付けてしまうことは到底できない。行く予定だった所には行けたし、カナダにも行けた。不便な旅行ではあったが不運ではなかった。いやむしろ、予定通りの旅行よりはるかに収穫の多いものだった。でもそれは、旅行会社の方や引率の先生、保護者、アメリカ・カナダで出会った、たくさんの人々の苦労と優しさで成り立っていたことを忘れてはならないと思う。私達はとても幸せ者だ。そう思った時、声を大にして(といっても心の中でですが、)「ありがとう」と叫んだ。
 いつか、私も困っている人に出会うことがあると思う。その時は、私の出会った人々から受けとった優しさをその人にも伝えていこうと思う。
中学校 3年2組
中村 友子
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クラブ・ナウ!

高校

○陸上部
■第56回国民体育大会
 平成13年10月14日〜18日 宮城県
少年A 1500m 4位 長尾暁子
少年B 800m 6位 浦田佳小里

○テニス部
■第24回全国選抜高校テニス九州地区大会
 平成13年11月23日〜25日 長崎市
1回戦 本校 3-0 高鍋
2回戦 本校 0-3 鳳凰
順位決定戦 本校 3-1 ゴザ
本校 3-1 普天間
5・6位決定戦 本校 1-3 向陽

○空手部
■第21回九州高等学校空手道 新人大会
 平成13年11月23日〜25日 宮崎県
北部九州大会 本校 1-4 熊本マリスト学園
全九州大会 本校 0-5 沖縄与勝
○文芸部
■第3回高校生文芸道場 九州ブロック大会
 平成13年10月25日〜27日 沖縄県
散文部門 県最優秀賞 田中智恵(2年)
■第3回高校生文芸道場 総合大会
 平成13年12月25・26日
散文部門 県最優秀賞 田中智恵(2年)
■第16回全国高等学校文芸コンクール
 平成13年12月26日 東京都
小説部門
(応募236編中)
優秀賞 田中智恵(2年)
作品名「朧駕籠(おぼろかご)」

○放送部
■第23回九州高校放送コンテスト
 平成13年12月13日〜15日 沖縄県
朗読部門 準決勝進出 小林希望(2年)
テレビ番組部門 準決勝進出 久保彩美(2年)
吉岡さゆり(2年)
作品名「望東のしずくをたずねて」


中学校

■第21回全国中学生人権作文コンテスト福岡県大会
最優秀特別賞(西日本新聞社賞) 中学3年 田代絢子 作文名「相手を理解するということ」


寺崎史記さん(広島デオデオ勤務・平成年本校卒業)●卒業生の寺崎さん ベルリンマラソンで健闘
 昨年9月30日に行われた第28回ベルリンマラソンに本校卒業生の寺崎史記さん(広島県デオデオ勤務・平成2年本校卒業)が出場し健闘しました。
 このレースは高橋尚子選手が出場し、女子初の2時間20分の壁が破れるかという世界の注目の中での大会となりました。
 高橋選手は見事にその期待に応え2時間19分46秒の世界最高記録を樹立。本大会に3年連続出場し活躍してきた寺崎さんも、本人過去最高の4位に入賞をしました。

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