筑紫女学園報No53 5月31日発行
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百年の飛翔を訪ねて - 第10回 - 昭和後期1975年〜1980年
今回は1975年(昭和50年)から1980年(昭和55年)までをご紹介します。
この間は、短期大学の移転、創立70周年の記念式典開催など、
本学が新しい歴史へのスタートを切った時期といえるでしょう。

短期大学が太宰府キャンパスへ移転

短期大学が太宰府キャンパスへ移転  昭和50年4月1日、短期大学は福岡市高宮から太宰府市へ移転しました。
 開学以来続いてきた順調な発展を受け、定員増が検討されていたにも関わらず、西鉄大牟田線の高架工事に伴う校地削除が決定されたことや、授業への影響が懸念される騒音問題を背景に、かねてより環境が良好な地での教育を願っていた水月文英理事長の意思が移転へと本学を動かしていきました。古都大宰府の高尾山麓に新設された校舎の落成は昭和50年3月のこと。同年4月に移転開学となり、さらに10月9日には、本願寺大谷光照ご門主のご臨席を賜って、落成式ならびに祝賀会を開催しました。短期大学寮「和敬寮」が落成したのもこの年です。
 その後も太宰府キャンパス内の設備充実は進み、昭和53年には茶室「悦目亭」が落成の運びとなりました。数寄屋造りの悦目亭は、和敬静寂、茶道の真髄の一端にふれる深い趣を持つ佇まい。表千家・裏千家・大日本茶道学会の流派に属する茶道部が活動したり、お茶会も開かれています。

修練道場の「楽山荘」が落成

楽山荘 こうして本学園は新しい歴史を刻む中、昭和52年に創立70周年を迎え、10月4日に西本願寺お裏方様のご臨席を賜り、記念式典を開催しました。さらに精華会(高校・中学同窓会)記念事業として水月記念館の建設も決定。何事も生徒第一に考えられた初代・二代校長を偲ぶよすがにしたいという卒業生の声をもとに建設が決まり、当時の精華会会長・水月哲雄校長を中心とした卒業生の献身的な努力によって、同年4月に起工式が行われました。

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