【QOL】・・・ |
Quality
Of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の略。原義は「生活の質」。人々の生活を物質的な面から量的にのみとらえるのではなく、精神的な豊かさや満足度も含めて、質的にとらえる考え方。医療や福祉の分野で重視されている。 |
【ホスピス】・・・ |
原義は「巡礼者などを泊める宗教団体の宿泊所」。死期の近い患者を入所させて、延命のための治療よりも、身体的苦痛や死への恐怖をやわらげることを目的とした、医療的・精神的・社会的援助を行う施設。全国ホスピス・緩和ケア病棟連合協議会では、「ホスピス(緩和ケア)は、治癒不可能な疾患の最終期にある患者及び家族のQOL向上のために、様々な専門家(ボランティアも含む)が協力して作ったチームによって行われるケアを意味する。」としている。 |
【ビハーラ】・・・ |
サンスクリット語で「休養の場所、散歩して気晴らしすること、仏教徒の僧院、または寺院」の意。往古ビハーラと呼ばれた仏教施設は、「一には病人に供給す、二には病のために医薬の具を求む、三には病者のために看病人を求む、四には病者のために法を説く、…」と言うような諸機能を果たしたといわれる。 |
【歎異抄】・・・ |
文字通り「異義なることを歎く書物」。親鸞聖人の門弟である唯円という人が書いたものであると推定される。親鸞聖人の没後、主として関東の門弟が親鸞聖人の信仰と異なった勝手な主張をしていることに対して、嘆いたうえ間違いを指摘し正しい伝承に戻すことにより、真実に帰ってもらいたいという願いから、前半10
章には直接親鸞聖人の言葉を示し、後半8章に異義に対する唯円の批判が書かれている。 |