No.11
2023.3.31

「挑戦し続けたい」
その思いを後押ししてくれる
筑女だったから
今の自分がいる。

Profile 川俣 英里奈 さん
楽天グループ株式会社
筑紫女学園大学 文学部 英語メディア学科|2016年卒業
01筑女に入学したきっかけを教えてください。
進路を選ぶ段階で、大学ではさまざまなことにチャレンジしたいと考えていて、留学や就職活動のサポートも手厚いと評判だった筑女に決めました。高校も太宰府エリアに通っていたので非常に身近でしたし、英語とメディアの両方が学べる学科は珍しかったのでその点もポイントでした。1年留学をしても単位に互換されるので4年間で卒業できる点や、留学のための奨学金制度が整っていた点も魅力でした。
02在学中、特に印象に残っていることはありますか。

中学・高校と共学だったので、女子ばかりの環境は初めてでしたが、みんなフレンドリーで、とにかく毎日楽しかったですね。また、私は入学前から海外留学を目標にしていたので、入学時からオンライン英会話を学んだり、空き時間に英語の勉強をしたりと時間を費やしていました。そして、1年次のうちに交換留学生になるための試験に合格することができました。そこからの事前研修をはじめとする留学準備も大学が手厚くサポートしてくださったので、とても心強く助かりました。

03留学について教えてください。
留学先は西シドニー大学で、2年次の9月から1年間行きました。留学先ではプレゼンの機会が多いと聞いていたので、事前にしっかり練習をしてスキルを磨けたのもサポート体制が整っていたからこそだと思います。また、奨学金制度を活用できたので、学習面に集中できる状態を整えていただき、計画的に準備を進められたのもありがたかったですね。
現地では、最初の時期は知っている人はもちろん、日本人すらいないのでホームシックになることもありました。でも、次第にみんなでバーベキューをしたり、日本料理を友人に振る舞ったり、さまざまな国の料理や文化に触れたりと、毎日が充実していきました。特に、サウジアラビアの学生がつくってくれたカレーを初めて手で食べたときのことは今でもよく覚えています。私の作った日本料理はお好み焼きが好評でした(笑)。
04大学時代の思い出を教えてください。

英語のスキルは海外留学でしっかり磨けたので、ゼミはメディアについて学べる吉野先生のゼミを選択しました。特に印象に残っているのは「震災」をテーマにしたドキュメンタリー番組を制作したことです。完成した映像を福岡のテレビ局で放送していただき、さらにスタジオでアナウンサーのように話す機会までいただくなど、このゼミでないとできないことをたくさん経験しました。
ゼミに入る前に先生からは「大変なゼミだから覚悟してきてね」と言われていたんです。実際に大変なこともたくさんありましたが、それ以上に学びも多かったと感じます。人前で話す機会もたくさんあったので度胸がつき、チームワークの大切さも身に付きました。振り返れば、本当に充実していてあっという間の大学生活でした。

05卒業して感じる筑女の魅力はありますか。
入学時に想像していた通り、学生のやりたいことをサポートしてくれる環境が整っていると思います。就活中も、進路支援センターの皆さんに助けられました。毎日のように通い、歴代の先輩方が残してくださった就活レポートを読んだり、履歴書の添削や面接の練習をしていただいたりして、心強かったですね。それでも「今思えばもっとたくさんのチャンスをつかめたんじゃないか」と考えることもあります。長いようで短い、あっという間の4年間。ぜひ、現役の筑女生にはこの限られた時間を有意義に使って、自らチャンスをつかみに行ってほしいです。
06現在の仕事を教えてください。
楽天グループの証券事業を担う楽天証券で、新卒採用や入社5年目までの若手社員の人材育成などを担当する人事の仕事をしています。自分が育成に関わった社員が伸び伸びと活躍している様子を見ると、やりがいを感じる日々です。若いうちから自分のやりたいことにチャレンジできる社風なので、物怖じせずに何事にも挑戦し続けられる環境は筑女にも通じる部分がありますね。
07当時の学びは今の仕事に生きていると感じますか。

今も昔も「チャレンジする」ことが私のモットー。そのチャレンジを成功させるためにはどんなプロセスが必要なのか、一つひとつ組み立てていく大切さは海外留学前後の準備から帰国後にその成果をアウトプットするまでの一連の流れを通して学べたと思います。
例えば、人事の仕事は社員が何を必要としているのか、どんな学びがあれば成長できるかを考え、時代やトレンドに合わせていくことが大切です。2年前に、当時、楽天証券では前例のなかった4泊5日の宿泊研修を楽天証券の新卒研修に導入してはどうかと提案しました。なかなか過酷な内容で周囲からは心配されましたが、いざやってみると人事の採用チームメンバーの視点でも新入社員の視点でも成功事例という判断になり、今も継続しています。

08今後の目標を教えてください。

これまで通り、挑戦を続けていきたいですね。人の成長を間近で見られる人事の仕事がすごく楽しいです。これからも、自分自身が積み重ねてきた挑戦の中で学べたことを、たくさんの社員に還元していきたいと思います。
プライベートでは、旅行をすることでしょうか。大学時代の友人とは今も頻繁に会っていますが、年々、みんなのライフステージが変わっているので、一緒に行けるうちに大好きな旅行をたくさんしたいなと思っています。

09後輩の皆さんにメッセージをお願いします。
挑戦する心を大切にしている人を、筑女は全力でサポートしてくれます。そのための環境が整っている場所です。ぜひ自分自身の手でチャンスをつかんでください。応援しています!