東北ボランティア研修旅行Ⅱ

2012年07月10日

3月に高校ハンドボール全国選抜大会が岩手県花巻市で行われ、本校ハンドボール部が出場しました。2回戦で強豪校に当たり、残念ながら敗退してしまいましたが、帰りの飛行機便まで日にちもあるということで保護者のご理解もいただき、釜石市で瓦礫の除去作業というボランティア活動を行いました。下記の文章は参加した生徒16名の中の一人の文章です。

-3月27日-今日は、震災被害にあった釜石市に行って少ない時間でしたが、がれきの撤去というボランティア活動を行いました。  震災が起きて一年経っているにもかかわらず崩れたままの建物、その建物の三階部分に突き刺さったままの自動車、折れたままの木々がたくさんあって復興とはそんなに容易なことではないことが身にしみて分かりました。  今回初めて被災状況を見てショックを受けたと同時に、何もできない自分に情けなさをも感じました。  たくさんの積み重ねられた家屋の廃材、おもちゃ、壊れたトロフィーなどがいっぱいあり、ここで普通に生活をしていたいつもの生活が一気に津波で失われたと思うと胸が痛くなりました。  そう思うと、自分がいつも当たり前のように学校に行き、当たり前のように部活動をし、当たり前のように帰る家があり、当たり前のように家族がいて、当たり前のようにご飯が食べれて、当たり前のように安心して寝るところがある。今まで当たり前と思っていたことが、決して当たり前でなかったこと、それがいかに幸せなことかということがよくわかりました。  全国各地から参加している多くのボランティアの方々とも色々なお話もでき、充実した一日となりました。自分が出来たことはわずかでしかないのですが、この経験は絶対に忘れないし、「当たり前のことが幸せなんだ」ということを胸に刻み日々を大事に過ごしていきたいです。

 12月の選抜大会出場をかけた試合では延長戦の末1点差での優勝でしたが、4月末の九州大会予選では9点差で優勝、6月初めのインターハイ予選では12点差で優勝し、インターハイ新潟大会への出場を決めました。顧問の村山先生が「ボランティアの体験が個々の意識を変え、チーム力を上げた。」と何度も繰り返されていました。

 被災地には人を変える「場の力」があります。10月のボランティアは仙台空港を起点に南三陸で活動をする予定です。女川、石巻、東松島、松島、名取、仙台と巡る中で生徒たちが何を見て、何を感じるか、彼女らの口から溢れ出る想いを大切にする研修旅行にしたいと思っています。


 

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